この春にカスティーリャ イ レオン州のご招待でワイナリー巡りをさせて頂いたご縁から、 ６月11日にカスティーリャ イ レオン州の素晴らしいワインを囲む特別なランチワイン会を当店で開催しました。州政府の主催のため、今回はワインジャーナリストやワインをご協賛下さったインポーター様をはじめワイン業界の方々を中心にお招きしました。
州のワインに関するミニセミナー後とワイナリーツアーを振り返った後に、6種のワインと当店の特別コースとのマリアージュをお楽しみ頂きました。そしてお食事後にはバースペースで10種のワインのフリーティスティングも行いました。

カスティーリャイレオン州は、北スペインの内陸部の大部分を占めるスペインで最も大きな州で、高級ワイン産地として名高いリベラ デル ドゥエロを筆頭に9つのワイン産地が連なるワインの宝庫。羊や豚、牛といった数えきれない肉料理を有する地方でもあります。
この州のワインは、季節と昼夜の寒暖の差が激しい大陸性気候をいかして、ぶどうの実を凝縮させた味わいが魅力。黒ぶどうは果実味十分なテンプラニーリョ種、白ぶどう品種はその芳香性で一役買っているベルデホ種や最近注目株の香り高くエレガントなアルバリン種が主要になります。

当日はミニセミナー後、着席スタイルでワインとお料理をご用意しました。主役の州のワインから白赤各3種を選び、それに併せてシェフ岡崎と共に考案した特別コースをご用意しました。州の豊富な野菜や肉類を念頭に置き、前菜にはホタテに軽く火をいれたものと新鮮な野菜の組み合わせたひと皿を。魚料理は石鯛の軽いソテーに州で栽培される二種のアスパラとサフランソースで色鮮やかに仕上げました。またお肉料理は北海道から取り寄せた仔羊、そして州を代表するイベリコ豚の生産者ホセリート社のイベリコ豚の希少部位のプルーマという二皿構成でご用意し、柔らかな果実味の赤ワインとお楽しみ頂きました。
お茶菓子のあとは、バースペースにて白1種赤9種の州のワインをティスティング。希少なカスティーリャイレオン州のワインを二部構成でご堪能頂きました。

州政府様主催のワイン会は今回が初の試みでしたが、訪問したワイナリーとインポーター様より珠玉のワインをご用意して頂きましたことで大変貴重な会となりました。今回はワイン業界の関係者の方々にお越し頂きましたが、一般のお客様にもこのようなワイン会を催せればと思っております。最後になりましたが、州政府の皆様、ご協賛頂きましたワイナリーとインポーター様、そしてお越し下さった皆様に心よりお礼を申し上げます。

 

～　テイスティングワイン　10種　～

ワイン名	インポーター （敬称略）
BELONDORADE Y LURTON 2013　（白） ベロンドラーデ イ リュルトン	ミリオン商事
Abadia Retuerta Pago Negralada 2011 アバディア レテュエルタ パゴ ネグララーダ	ミリオン商事
Abadia Retuerta Seleccion Especial 2010 アバディア レテュエルタ セレクシオンエスぺシアル	ミリオン商事
Pingus 2012 ピングス	ジャパンインポートシステム
Ψ　PSI　2012 プシー	ジャパンインポートシステム
Chateau Rocheyron 2012 シャトー ロシェイロン	ジャパンインポートシステム
VICTORINO 2012 ビクトリーノ	ヴィトナーズ
Tinto Pesquera Crianza 2011 ティント ペスケラ クリアンサ	ミレジム
Condado de Haza Tinto コンダード デ アサ ティント 2011	ミレジム